HyperEngine 5.0

スマートフォン全体の機能強化でゲーマーのニーズに合わせたインテリジェントなパフォーマンスと極めて高い電力効率を実現し、ライバルよりも速い応答速度で応えます。

スマートフォンでのゲームプレイでは1ミリ秒単位の差が非常に重要です。MediaTek HyperEngine なら想定されるあらゆる局面に対応可能です。第 5 世代ならではのアドバンテージを列挙してみましょう。インテリジェントなマルチネットワークバランシングを搭載した高速 5G および Wi-Fi 接続、バッテリーライフを最大化する一方で FPS を向上および維持を実現させたリソース管理、更に MediaTek のパワフルな APU を利用した新しい AI の画像拡張機能が挙げられます。

スマートフォンは、ハードウェアおよびソフトウェアのチューニングパラメータを提供しております。 従来の画像調整オプションに加え、フレームレートがよりスムーズ、スマートリソースの最適化、 AI-VRS、MediaTek Intelligent Display Sync 2.0 といったツールにより、ユーザーはゲームパフォーマンスのレベルや省電力性を自由に選択することができるようになります。

リソース管理エンジン

AI-VRS (AI 可変レートシェーディング)は、AI プロセッサのサポートにより関心領域の動的レンダリングを実行します。これにより、ゲーム内の詳細部や動きの焦点領域が分析および識別され、非焦点領域のレンダリング品質が選択的に抑えられることで、電力効率が最大 10% 向上します。

CPU および GPU スレッドのための Smart Resource Optimization はマルチコアコンピューティングの向上に貢献し、電力効率を平均 8% 改善します。

Frame Rate Smoother は、FPS のディップ、スタッター、ジッターを回避して、よりスムーズなゲームエクスペリエンスを保証します。SoC をコントロールして目標 FPS 値を保証することにより、高速で応答性が高いスムーズなゲームプレイが可能になり、またスマートフォンの温度上昇もかなり低減され、プレイ時間を更に長くすることが可能になります。

画質向上エンジン

Android でのゲーム用としては世界初の Hybrid AI-GPU Super Resolution を採用しました。GPU と APU 両方の機能を組み合わせることにより、AI プロセッサが解像度アップスケーリングと画質向上をインテリジェントに実行し、GPU リソースを解放してパフォーマンスを向上させるとともに、省電力化します。

Android ゲームデベロッパー向け MediaTek Raytracing SDK が利用可能です。始めにレイトレースしたライティング向けの AI ノイズ除去機能にアクセスし、最終的にレンダリングされる画像の質を向上させます。Vulkan SDK として、デベロッパーは AI-GPU を簡単に利用し、レイトレーシング アルゴリズムで生成した鏡面反射の不規則な部分を除去できます。

ネットワーキングエンジン

Dimensity9000 などの MediaTek Wi-Fi Fast Path 対応チップセットを搭載したスマートフォンを MediaTek Filogic 830 Wi-Fi 6/6E プラットフォーム搭載のホームルーターに接続すれば、ゲーム関連の Wi-Fi ストリームを優先し、渋滞しているネットワーク環境でも、低遅延接続を最大 44% 確保することができます。

Smart Wi-Fi アンテナ 2.0 は、信号の品質を動的に検出し、到達可能な最適信号に合わせてアンテナの使用を調整します。これにより、スマートフォンをゲーム方向(水平方向)にして使用するときの Wi-Fi 接続の品質が向上します。

Wi-Fi/Bluetooth Hybrid Coexistence 2.0 は、例えば Bluetooth 対応ヘッドセットと周辺機器が同時に接続されている場合でも 2 つのアンテナを最大限活用して Bluetooth 信号をスマートにミックスし、Wi-Fi のパフォーマンスを最適な状態に維持します。Bluetooth 対応ヘッドセットを使用したゲームのボイスチャット、電話、ゲームオーディオのストリーミング、あるいはワイヤレスゲームパッドを使用してゲームをプレイしているときの Wi-Fi レイテンシが、ハイブリッド非対応設計と比較して最大 68% 低くなります。

5G Modem Express を使用すると、ユーザーはお気に入りのアプリやゲームを許可リストに追加することで、それらのネットワーク接続やデータパケットに優先順位を付けることができます。

高速応答エンジン

MediaTek Intelligent Display Sync 2.0 は、検出したゲームのフレームレートに応じてディスプレイのリフレッシュレートをインテリジェントに調整する動的テクノロジーです。これはカットシーンを観たりロードアウト選択、あるいはマップを変更したりするときよりも、最も激しいアクションや高い応答性が求められる状況下でのスムーズな視聴体験を実現することを目的としています。

ゲーマーは、これまでで最も速いGPU/ディスプレイ間のパイプラインのメリットを充分に活用することで、リフレッシュレートが変化するときのフレーム間の遅延を事実上排除し、ミリ秒レベルでの応答時間の違いにより勝敗が決まる世界において優位性を確保することができます。

最新の LC3 エンコーディングを使用した LE 等時性チャネル対応 Bluetooth 5.3 は、Dual-Link True Wireless Stereo Audio 対応の Bluetooth LE Audio テクノロジーをユーザーに提供します。MediaTek のテクノロジーと LC3 エンコーディングを融合することで Bluetooth 対応ヘッドフォンの帯域幅は 2 倍になり、ゲームプレイ中やメディア再生時、音声通話中の音質が従来の mSBC エンコーディングに比べて向上すると同時に、レイテンシは最大 32% 低くなります。