MT3620

多様な IoT アプリケーション向けに様々な I/O 周辺サブシステムを備えた Microsoft Azure

MT3620 は、最新で堅牢なインターネット接続デバイスに求められる高度なセキュリティを備えた高集積、ハイパフォーマンスな IoT デバイス向け MCU です。スマートホーム、コンシューマー、インダストリアル、その他の多くの分野を含む幅広い IoT アプリケーションを対象にしています。広範な I/O 周辺サブシステムにより、柔軟性と自由度の高い設計が可能になっております。

MT3620 はマイクロソフトと緊密な連携のもとに設計された Microsoft Azure Sphere ソリューション互換の製品です。

高性能アプリケーションプロセッサーとリアルタイム I/O プロセッサー

MT3620 製品は、最大 500MHz で動作する Arm Cortex-A7 アプリケーションプロセッサー、大容量 L1 キャッシュと L2 キャッシュ、および SRAM を備えており、様々なアプリケーション上で最適かつ効率的に動作します。最大 200MHz で動作する 2 つの汎用 Arm Cortex-M4F I/O サブシステムは、オンチップのペリフェラルとして求められる 5x UART/I2C/SPI、2x I2S、8x ADC、最大 12 個の PWM カウンター、最大 72x GPIO などをサポートしており、幅広いアプリケーションに対応可能です。これら 2 つの Cortex-M4F I/O サブシステムは、主にリアルタイム I/O 処理をサポートすることを目的としていますが、汎用の演算処理や制御にも使用できます。Cortex-M4F コアは、エンドユーザーが提供するオペレーティングシステムを実行することもできますし、オペレーティングシステムのない「ベアメタルアプリケーション」を実行することもできます。MT3620 パッケージには、Cortex-A7 および2つの Cortex-M4F プロセッサーをサポートするフラッシュメモリが内蔵されています。

Microsoft Pluton セキュリティサブシステムと専用 Wi-Fi サブシステム

エンドユーザーがアクセスできるこれら3つのコア以外に、MT3620 は安全な起動と安全なシステム運用のための独立した Arm Cortex-M4F コアを内蔵し、完全に分離されたセキュリティサブシステムを備えています。さらに、1x1 デュアルバンド 802.11a/b/g/n Wi-Fi 無線サブシステムは、専用の Andes N9 32 ビット RISC コアによって制御されます。このサブシステムには、無線、ベースバンド、および MAC が含まれており、優れた電力効率、高いスループットのアプリケーションを実現致します。

当製品のセキュリティ機能と Wi-Fi ネットワーキングの操作は、エンドユーザーアプリケーションから分離、独立して実行されます。MT3620 のエンドユーザーが直接アクセスできるのは、Azure Sphere でサポートされているハードウェア機能のみです。そのため、セキュリティ機能と Wi-Fi は、Azure Sphere API を介してのみアクセス可能であり、Cortex-A7 コアあるいはユーザーがアクセス可能な Cortex-M4F コア、どちらで実行されているかに関係なく、エンドユーザーアプリケーションのプログラミングエラーに対して、優れた堅牢性を発揮します。

マイクロソフトが提供する gcc コンパイラーを活用した Visual Studio ベースの開発環境により、C 言語でのアプリケーション開発が可能です。どのハードウェア機能がエンドユーザーアプリケーションで利用可能かは、Microsoft の提供するドキュメントをご参照ください。

Microsoft Azure Sphere

MT3620 製品は Microsoft Azure Sphere を活用して、コネクテッドデバイスに比類のないセキュリティレベルを提供します。この安全なソリューションは、デバイスの認証と構成証明を提供し、進化する攻撃に対するセキュリティを維持するために、リモートから無線経由でのソフトウェア更新をサポートし、さらにエラーログとレポートを自動化します。詳細については、Microsoft の情報をご参照してください。

NeuroPilot-Micro

MediaTek NeuroPilot-Microは、MT3620 Cortex-M4コア上でのMLモデルのデプロイメントおよび高効率な運用をサポートするtinyMLフレームワークです。NeuroPilot SDK技術と組合せて使用することで、開発者はオープンソースのモデムを簡単に再学習したり、独自のモデルを作成して展開することができます。

続きを読む>

ハードウェアパートナー

ソフトウェアリソース

ドキュメント

Specifications

Application Processor

CPU Type:
Arm Cortex-A7
CPU Cores:
Single (1)
CPU Frequency:
500MHz

Subprocessor(s)

CPU Type:
Arm Cortex-M4 with FPU
CPU Cores:
Dual (2)
CPU Frequeqncy:
200MHz

Peripheral Interfaces

IO:
ADC,  GPIO,  I2C,  I2S,  PWM,  SPI,  UART

Wireless Connectivity

Wi-Fi:
Wi-Fi 4 (b/g/n)
Antenna:
1T1R
Wi-Fi Frequencies:
2.4GHz,  5GHz